音楽を通じて異国の空気を感じられるワールドミュージックが大好きなヨシマツタケシです。一応、アメリカやイギリスの国以外をワールドミュージックと呼ぶらしい。
世界には様々な文化や歴史が背景にある音楽があります。この記事では、ぼくが実際に生でライブやワークショップを通して触れ合った世界の激ヤバなアーティストをおすすめします。そこら辺のまとめサイトみたいな実際に触れ合ったこともなく、ネットやCDの情報だけをかき集めたのとは違うとだけは言っておきます。
ぼくの愛する故郷富山にはスキヤキミーツザワールドという世界中からアーティストが集まる音楽フェスがあるので、そこで出会った人たちが主となります。
▼以前、書いたスキヤキミーツザワールドの記事
www.yoshimatsutakeshi.com
目次
中南米
ドス・オリエンタレス (ウルグアイ/日本)
出典:ヤヒロトモヒロBlog
ウルグアイ出身で南米最高峰のピアニスト、ウーゴ・ファトルーソと世界を股に駆けて活躍するパーカッショニスト、ヤヒロトモヒロのデュオ・アルバムが発売。二人の幸福な出会いが生んだ、美しいワールド・ミュージック!
ウルグアイ出身のウーゴさんは南米では知る人ぞ知る有名ピアニストだそうです。一緒に活動するヤヒロトモヒロさんは18歳ごろ(?)までカナリア諸島にある国に住んでいたこともあり、日本人だけど日本人ぽくないサウンドを作り出します。この2人のライブはとても陽気な曲も多いですが、しっとりと聴かせる曲もあります。坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」なんか最高です。
カンドンベというアフリカのバントゥー族から連れてこられた奴隷によって伝えられた音楽も演奏されます。
▼カンドンベで使う楽器
出典:カンドンベ – Wikipedia
▼毎年9~11月に日本ツアーやってます
毎年日本ツアーをしています。
ブログの方で詳細更新されるようなので、コチラをチェックしてください!
ヤヒロトモヒロBlog
▼ラテン版グラミー賞6位をとった代表作
アカ・セカ・トリオ (アルゼンチン)
出典:About Aca Seca Trio – Página web de acasecatrio
とにかく美しい。
この一言につきるバンドです。ギター、ピアノ、パーカッションの3人組で、アルゼンチンの伝統音楽をベースにジャズやロック、ブラジル音楽などをミックスしているそうです。
2016年のスキヤキミーツザワールドでライブを聴いたのですが、本当に美しくて心地良かったです。3人とも本当に声が美しい。
セシリア・トッド(ベネズエラ共和国)
出典:CECILIA TODD
ラテン音楽界の第一線で活躍し続けている偉大な女性歌手との評判。ライブだけでなく、スキヤキミーツザワールドではワークショップの形でベネズエラの伝統音楽の紹介を受けました。
ベネズエラの伝統的な音楽を盛り込んだ多彩な音楽でした!中南米の音楽は、アフリカの奴隷が連れてこられたルーツを持った国が多く、アフリカの音楽の影響が強いですね。
チガナ・サンタナ(ブラジル)
出典:TIGANA SANTANA | 音楽サイト FLAMIN’
空気のような存在でそこにいるけどなんだか異次元にいるかのような不思議な人でした。
彼はブラジルの中でもバイーア出身です。アフリカの奴隷が最初にたどりついた場所とも言われ、今でもアフリカの文化が色濃く残る土地です。アフリカ人がアフリカよりもアフリカっぽいと言ったり、サンパウロに住むぼくの友人はあそこはブラジルだけどブラジルじゃないと言われたりと、アフリカ文化が本当に強いです。
そんな土地出身だけあってか、彼の音楽はアフリカとブラジルが混ざりこんでいると評価されています。
本物のアフロブラジル音楽を体験しましょう!
アフリカ
ヴォードゥー・ゲーム(トーゴ共和国/フランス共和国)
見た目からしてやばいですよね?(笑)
ライブでなくワークショップを受けたのですが、すごく宗教的な要素もつよい印象でした。アフリカの音楽は元々、宗教儀式と結びつくものも多いですよね。
あとは、この黒人の彼の歌のパワーがすごかったです。声もかっこいいし、ワークショップに来ていたお客さんもパワフルになったような感じでした。
サハラ・ハルガン・トリオ(ソマリランド共和国/フランス共和国)
2016年のスキヤキミーツザワールドで個人的に一番好きでした。
ソマリランドという謎につつまれた国で戦争中に看護師として働きつつも、現地で歌っていたボーカルの女性。母親でもある彼女の歌声はパワーがありましたね。
ベカオ・カンテット(マリ)
出典:Bko Quintet | Trad Actual Malian Sound
2015年のスキヤキミーツザワールドで一番盛り上がったといっても過言ではないです。それまで遠巻きにステージを見ていた観客を見事に引き寄せました。
CDを買ってみましたが、ライブの印象がすごすぎてCDじゃ物足りません!本当にすごいです!!!
まとめ
ワールドミュージックって幅広すぎてどこから手を出していいかわからないですよね。だからこそ、ぼくは実際にライブやワークショップで直に聴いたことのある人を中心に紹介しました。
ぜひ、みなさんもワールドミュージック聴いてみて、その国ならではの音楽を感じて下さい!