デイサービスをきいたら皆さんは何を想像しますか?
お年寄りですよね?お年寄りの介護ですよね?
でも富山県は一味違うんです。
お年寄り・子ども・障害者が全部一緒になった富山型デイサービスなるものがあるのです。
富山型デイサービスの始まり
富山型デイサービスは、平成5年7月、惣万佳代子さん、西村和美さんら3人の看護師が県内初の民間デイサービス事業所「このゆびとーまれ」を創業したことにより誕生しました。
「このゆびとーまれ」は、惣万さんらが病院に勤務していた時、退院許可が出たお年寄りが、「家に帰りたい」と泣いている場面をたくさん見てきたことから、家庭的な雰囲気のもとで、ケアを必要とする人たちの在宅を支えるサービスを提供したいと考え、開設した事業所です。
この3人から誕生した富山型デイサービス。特にすごいのが惣万佳代子さん。
フローレンス・ナイチンゲール記章を受傷されてるんです!世界に認められてるんです!
フローレンス・ナイチンゲール記章とは
フローレンス・ナイチンゲール記章は1907年の第8回、1912年の第9回赤十字国際会議の決議に基づいて制定された「フローレンス・ナイチンゲール基金」によって創設された表彰記章である。医療看護の分野で国際的な功績著しいフローレンス・ナイチンゲールの生誕100周年を記念して1920年に第1回の記章の授与がなされた。当初は女性のみを対象としていたが、第34回以降の授与では男性も受章対象者に含まれ、今日に至っている。
ナイチンゲールは看護師の母と呼ばれる人です。隔年で世界各国の赤十字社が選考していて、1920年から第1回の記章授与が始まったそうです。
そんなに有名ではないかもしれませんが、歴史は古いようです。
お年寄り・子ども・障害者が全部一緒の新しい福祉サービスの形
富山型デイサービスは、富山から全国に発信した、新しい形の福祉サービスです。小規模ゆえに家庭的な雰囲気の中、利用者が自然に過ごせることや、個々の状態に合わせたきめ細かい介護が受けられること、利用者を限定しないため、お年寄りが小さな子どもを見守ったり、障害のある方がスタッフのお手伝いをすることがあるなど、当たり前の生活がそこにはあります。
また、徘徊を繰り返していた高齢の方が、毎日来る赤ちゃんを見て徐々に落ち着き、会話も自然になるなど、富山型デイサービスには様々な相乗効果を生み出す可能性があり、それぞれの事業所が地域に根ざした利用者本位のサービスの提供を目指し、個性ある事業所運営に取り組んでいます。
ぼく知人が働いていて伺ったことがありますが、とても家庭的であたたかい雰囲気でした。
- おじいちゃんおばあちゃんを障害者の人が面倒見てたり
- おじいちゃんおばあちゃんもぼけつつも自分の孫のように子供たちに接していたり
- おじいちゃんと障害者の子がケンカしてたり(笑)
そこには本当に自然な形があって本当にあたたかい雰囲気でした。
惣万さんの主張
「なんで畳の上で死ねんがけ!?」
「障がいがあるから、障がいのある子供を産んだことで、なんで、そんな不自由な思いで生きていかんなんがけ!?」
引用:
惣万佳代子 : にぎやかだ!私
当たり前のこと。けどそれを主張できない人も多いし、主張し続けるって大変です。
主張しつづけた惣万さんがナイチンゲール記章を受傷したことは本当に喜ばしいことです。今更ではありますが、おめでとうございます!
まとめ
魚や自然ばかりが目立ちがちな富山県ですが、こんな素晴らしいものがあるのです!
富山県民だからこそきっとできたのでしょう!富山県バンザイ!!!
という富山県バンザイブログでした。富山県バンザイブロガー、ヨシマツタケシがお送りしました。(笑)
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