都内で接骨院の院長をしているヨシマツタケシです!
患者さん、特にスポーツをしている人からこんな質問をいただきました。
運動前ってストレッチした方がいいの?
ストレッチはした方がいいです。
しかし、やっていいストレッチとダメなストレッチがあります。
目次
「ためしてガッテン」で有名になった動的ストレッチの存在
- ためしてガッテンでストレッチは運動前にやるなってなってたけど、本当ですか?
- 運動前はどうしたらいいんですか?
- ウォーミングアップはいらないんですか?
ぼくは思いました。
また、ためしてガッテンか・・・と。
ためしてガッテンの影響力半端ないです。
ストレッチの種類や運動にもよります。
ストレッチの種類やウォーミングアップなどについて理解していきましょう。
結論から言うと、運動前のストレッチは動的ストレッチが効果的です。
運動前の最適なストレッチを知る
ストレッチの種類を知る
ストレッチには動的ストレッチと静的ストレッチがあります。
- 運動前には、動的ストレッチ
- 運動後には、静的ストレッチ
をしましょう。
運動前のストレッチ(動的ストレッチ)とは?
一番わかりやすいのはラジオ体操です。
これこそが動的ストレッチです。
ストレッチをじーっと止まってやるのではなく反動をつけてやる方法です。
あとは、全日本女子バレーボールチームの試合前の動的ストレッチの方法もとても有名です。
スポーツ選手はこれを参考にするといいかもしれません。
▼全日本女子バレーボールの動的ストレッチ
運動後のストレッチ(静的ストレッチ)とは?
俗にいうストレッチはこれです。
じーーーっと30~60秒止まってじっくりと筋肉を伸ばします。
やるとすごい気持ちいいですよね。
運動前は、その気持ちがいいという感覚がだめなんです!!!
運動前に気持ち良くなってリラックスすると筋肉の反応が悪くなるのです。
静的ストレッチがだめな理由を細かく説明
静的ストレッチでじーっとストレッチをすると副交感神経というリラックスするときの神経が活発になります。
運動前なのにリラックスしてしまいます。
これから運動をやるのに気持ちが良くてリラックスしてはいけないんです。
筋肉もリラックスしちゃうんです。
そうすると、運動中に何かバランスを崩したりしてぐっと力を入れたいときに力が入らなくなってしまいます。
静的ストレッチを運動前にすることによって、捻挫などのケガをしやすくなってしまいます。
静的ストレッチによるリラックスは1~2時間持続するとも言われています。
重量挙げや急な瞬発力を生む筋肉には特に静的ストレッチによる筋力の低下が見られます。
しかしながらおもしろい研究結果もあります。
テニスのサーブなどの技術が必要な細かい動きをする筋肉にはストレッチをしても変化がほとんどないと言われています。
柔軟性をあげたいなら運動後にストレッチをせよ。水を飲め。
柔軟性をあげるストレッチは静的ストレッチです。
そして柔軟性をあげるのに大事なのは水を飲むことです。
▼(参考)ストレッチの水の重要性について
www.yoshimatsutakeshi.com
まとめ
- 運動前のストレッチは動的ストレッチ
- 運動後のストレッチは静的ストレッチ
- 柔らかくなりたいなら水を飲む
運動前のストレッチにはラジオ体操のような動的ストレッチです。
柔軟性をあげたいなら、運動後にじーっとした気持ちの良い静的ストレッチをしましょう。
そしてどちらにせよ、水が必要です。
(参考)ストレッチで体は治せるのか?
先ほど、静的ストレッチの効果は1~2時間くらい持続すると書きましたね?
つまり、1~2時間しか効果が持続しないんです。それであなたの腰痛や肩こりは治りますかね?
もちろん、治りません。
静的ストレッチ、動的ストレッチをもう少し勉強したい方へ
この2冊を買っておけば静的ストレッチ、動的ストレッチがもっと良く分かります!
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