接骨院の院長をしているヨシマツタケシです。
下記のような質問をいただきました。私なりの回答をさせていただきます。
僕はデスクワークをしているのですが、背中、特に肩甲骨と肩甲骨の間をグリグリしたくなるくらい、ひどいコリがあります。ストレッチを試してますが治らず、筋トレで背中を鍛えても日中のデスクワークに戻るとコリ出します。改善策はありますか?
目次
私の痛みやコリに対する基本的な3つの考え方
1. 痛みやコリを感じる部分の筋肉の状態
痛みやコリは背中、腰、肩に感じる人がほとんどですよね。
「お腹こってるなー」と言う人には、まだ出会ったことがありません。
今回あなたが感じている肩甲骨の間の筋肉は、どういう状態だと思いますか?
2. 痛みやコリを感じる筋肉は、伸びている?
痛みやコリを感じる筋肉は、硬いですよね。カチカチです。
筋肉の状態としては、伸びています。
「いやいや、伸びてるのにカチカチはおかしいでしょ!」
こんなツッコミしたくなりましたか?これは筋肉の性質を理解していると、簡単に答えが出ます。
筋肉は伸ばされると、縮もうとします。筋肉は常に長さを一定に保ちたいのです。それで、カチカチになっちゃうんです。
だから、「カチカチな筋肉をただ揉めば良い」というわけではありません。
3. 縮んでいる筋肉を探して、揉め!
さあ、ここまできたら簡単です。縮んでいる筋肉を探せば良いのです。
肩甲骨の間の筋肉は伸ばされている筋肉です。では、その逆に縮んでいる筋肉はどこか?
胸の前の筋肉ですね。ベンチプレスの時は胸の筋肉が縮んで、肩甲骨の間の筋肉は伸ばされますね。
筋肉はこういう拮抗筋というのが必ず存在します。「拮抗筋を制するものは、治療を制す」ですね。(ちょっと言い過ぎ。)
ここまでは理解できましたか?
ここまでは割と直接的な原因です。ここからもう少し深く突っ込んでいきましょう。
その場しのぎではなく、根本改善したい場合
あなたがこんな姿勢をしているとします。(肩甲骨の間が硬くなる時点でおそらく、こんな姿勢でないことは考えづらいです。)
その場合、胸の筋肉を柔らかくしても、肩甲骨の間の筋肉を鍛えても、根本解決はおそらくできません。
骨盤周りからしっかりと改善していかないといけないのです。腰がダランッとなってたら、どんなに胸を開く姿勢を作りたくても、できませんから。
たくさん言っても大変なので、開脚をして内腿の筋肉を伸ばすようにしましょう。
これも考え方は一緒ですね。腰がダランッとした姿勢の時に縮んでいる筋肉はどこなのか、を考えてみてください。
縮んでいる筋肉は1つではありませんが、その中でもっとも強そうな筋肉を考えるのが大事です。
私の施術は、この考えが基礎であり、全てです。
現時点での私の考えは、この考えが基礎であり、全てです。
ここを今乗り越えようと、筋膜や膜という組織の勉強をしております。膜というものを理解することによって、施術の幅がぐんっと広がることでしょう。
口で言うのは簡単だけど、激ムズです。笑
「いや、そんなのわからねえよ!」という方はプロにお願いしましょう。私のオススメは、カラダファクトリーです。研修制度などがしっかりしているので、安心です。
【カラダファクトリーの口コミ】接骨院の院長が安心・安全に感じた3つの理由を解説!
あなたがやることリストをまとめます。
最後にあなたがやることをもう一度まとめますね。
基本は縮んでいる筋肉を柔らかくする、伸びている筋肉を鍛えるです。
筋トレをしているとのことでしたので、筋肉名で主要なものを大まかに記載しておきます。わからなければ、いつでもご相談ください。的確に攻めることができれば、1ヶ月もあればかなり変化が出ると思います。
- 大胸筋
- 小胸筋
- 前鋸筋
- 腹筋群
- 大内転筋
ここら辺の知識に関しては、ぼくのお気に入りはこちらの本です。