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今回紹介する本:脳を鍛えるには運動しかない!
今回紹介する脳を鍛えるには運動しかない!は、とある高校で0時間授業として有酸素運動を取り入れ始めたところ、理科で世界一を取ったというのがメインのお話だ。しかし、それ以外にも運動が脳に与える効果が書かれている。今回はPMSへの対策としての効果を紹介しよう。
PMS(月経前症候群)って何?
そもそもPMSって何?という人はこちらを読んでいただきたい。
簡単に言うと女性が生理前にイライラしたり、疲れやすかったり、だるかったり、頭痛がしたりすること。75%の女性は何かしらの症状があるという。女性のほとんどにあるといっても過言ではないでしょう。
詳しくはこちらのリンクを参照。
- PMSピーエムエスって?月経前に起こるツライ症状を緩和する9対策 | キレイのネタが100個ある新・美容ブログ
- PMSの対策。重い月経前症候群だった私に効果のあった薬を使わない10個の方法。 | makimaki's blog
- 【みんなどうしてる?】辛いPMSを乗り切る方法|生理用品のソフィ
生理前とか生理って大変なの?
生理前とか生理って大変なの?そんなの忍耐力がないだけでしょ?というくそ野郎はこのブログを読もう。
www.mazimazi-party.com
パティ(女性)は月経前に頭がおかしくなる
彼女は16歳ぐらいのときから毎月、月経前は、運動をしていないと、疲労感、いらだち、皮膚のかゆみ、不安、落ち着きのなさ、攻撃性などに悩まされた。集中しにくくなり、寝つきが悪くなり、無性に甘いものがほしくなる。足首がむくみ、腹部が張り、赤ら顔になり、便秘になり、乳房が痛む。「この時期は必至で乗り切るしかないの。生理の前の週は、四日間、毎日一時間ずつ有酸素運動をすることにしているわ。そうしないと、とても我慢できないから。
引用:脳を鍛えるには運動しかない!より
彼女は知らず知らずのうちに有酸素運動がPMS(月経前症候群)の症状を和らげることを知っていたのだ。
PMS(月経前症候群)の原因って何?
これは本書でもハッキリと書かれているが、原因について正確なところはまだ解明されていない。しかし、ホルモン、特に性ホルモンが大きく影響を与えるのは確かだ。
女性のホルモンは月経前後で非常に大きく変動する。この辺はザクロ屋の婚活コラムがわかりやすい。
女性ホルモンはセロトニンにも関与する
女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンと呼ばれるホルモンはリラックスするときに出るセロトニンなどに大きく関係するとも考えられている。セロトニンは気分や行動(例えば怒りの爆発)を抑える働きがある。
PMSに悩まされる女性にとって運動は唯一の解決策
唯一の解決策はいいすぎだが、症状を劇的に和らげてくれるであろう。薬がいらなくなるかもしれない。
1800仁以上の女性を対象にしたある調査では、少なくとも半数の女性が運動によってPMSの症状を和らげていることが分かった。その女性たちは、運動すれば、体の症状が軽くなるだけでなく、集中力の低下や気分尾落ち込み、衝動的な行動と言ってPMSの精神面の症状も軽くなると報告している。
引用:脳を鍛えるには運動しかない!より
PMS対策に運動が良い理由を実験から調べる
運動によってPMSの精神面の症状が軽減されることが実験ではっきりと証明されている。筆者がいう最も優れた実験を紹介しよう。
中年女性(閉経前)23人をグループ分け
この実験では23人を2つのグループに分けて有酸素運動か筋力トレーニングをさせて、PMSへの影響を比較した共通事項として2つのグループとも週3回、11時間のトレーニングをした。
グループ1(12人):有酸素運動
- ウォーミングアップ15分
- 最大有酸素運動脳の70~85%の強度で30分間ランニング
- クールダウン15分
グループ2(11人):筋力トレーニング
- 指導を受けながらウェイトマシーンで筋力トレーニング
効果
- 両グループとも体の症状は軽減
- ランニングをしたグループは精神面での改善が大きかった
チェック項目は23個あり、ランニングをしたチームは18個もの症状が軽くなった。特に抑うつ感、イライラ、集中力の低下が軽減された。
最も際立った違いは、有酸素運動をしたグループの方が、あまり悲観的な見方をしなくなり、世の中への関心が高まった。
まとめ
運動が単なるエクササイズやダイエットなど体に対するものだけでないとお分かりいただけたであろうか。運動ができる人が頭がいいというのも関係性がありそうだ。
運動はあなたの体だけでなく、心や脳も強くしてくれるだろう。
若い女性の場合、運動をする大きな動機のひとつは、スリムでいたいということだろう。・・・(中略)・・・覚えておいてほしいのは、年と共に体が変化しても、運動はあなたの心を強くし、鍛え続けてくれるということだ。そのように精神が健全な状態にあってこそ、あなたは、すべての女性が一生を通じて経験するホルモンの変動に対して準備ができる。いうまでもなく、人生そのものの浮き沈みに対しても。
引用:脳を鍛えるには運動しかない!より
他にも妊娠や閉経についても運動の効果が触れられているのでぜひ読んでみてほしい一冊です。
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