寝違いなどの急な痛みや、普段の疲れからくる慢性的な痛みなど、首の痛みに対して首を触ってませんか?
首が痛いときは絶対に首を触ってはいけません。
首が痛いときに首が触ってはいけない理由と治し方を、接骨院の院長をつとめるヨシマツタケシがお伝えします。
※首に直接何かがぶつかったなどのハッキリとして原因が分かっているケガは別です。この記事では慢性的に首が痛かったり、こったりする人や寝違いがクセになっている人を対象とします。
首の痛みはどうやって起きるのか?
まず、目で見える世界は水平に保つシステムを理解しよう
首の痛みの説明の前にまずすごく大事な視線を水平に保つシステムを理解する必要があります。
目で見えている世界がナナメになっている人っていないですよね?もちろん、障害などを除きます。
目で見える世界は必ず水平になるように出来ています。
この目で見える世界を水平に保つシステムが首を痛くする諸悪の根源なのです。けど、これが分かっていればなぜ首が痛い、首がコるときに首を触ってはダメなのかがわかります。
片足が10センチ短くなった場合を考えよう
わかりやすくするために極端な例をあげます。
片足が10センチ短くなった人を考えましょう。
片足が10センチ短くなると、目で見える世界はナナメになってしまいます。そこで目で見える世界を水平に保つシステムが作動します。
すると体は水平に保つために変化がおきます。
↓↓ちょっと細かいので、ここら辺は読みたい人だけどうぞ。↓↓
短い足と逆の足の膝を曲げる。
でも実は人間って膝だけ曲げるって不可能。
当然ながら、膝のとなりの膝と股関節は曲がります。
片足だけを曲げると体は左右のどちらかにねじれます。
骨盤の高さも変わるかもしれませんね。骨盤にゆがみがでると骨盤は背骨を支えていますから、背骨にゆがみがでます。
すると肩の高さも変わってくるかもしれませんね。
肩の高さが変われば、首も曲げなければいけません。
↑↑ちょっと細かいので、ここら辺は読みたい人だけどうぞ。↑↑
ごちゃごちゃ、した話は置いときましょう。
知ってほしいことは、足の高さが違ったりすると首に影響がでちゃうということです。
この状態で『首を矯正しましょう』、『首を揉みましょう』といって治ると思いますか?
治さないといけないのは、足の長さでしょ!!
ここまで、くればカンの良い人は首が痛いときの治し方がわかるかもしれません。
ちなみに、こういう全身のカラダのゆがみの仕組みなどを詳しく知りたければ、バイオメカニクスの勉強がおすすめです。
根本知識として解剖学なども必要なので専門家以外の方には難しいですが。
首が痛いときの治し方
首は様々な体のゆがみがあってそのままにしておくと視線がゆがんじゃうから、首を左右や前後に傾けるのです。
というわけで、首が痛いときに首を触るべきではないのです。首を触るのは、本当に一番最後です。まずは、体のゆがみをとるべきです。
首が痛くても全身やるべきなんです。
ぼくがケガ以外の場合絶対に全身を評価します。
膝が痛い人の膝だけやっても、全然良くならないんですもん・・・。
カラダファクトリーの全身整体もなかなかいいですよ。
ただ、急なケガではカラダファクトリーとかいっちゃだめですよ。
ケガは専門外です。
あとは、アメリカかぶれのぼくみたいなタイプはカイロプラクティックなんかもいいですね。
カイロプラクティックについては、記事にまとめたのでよかったらどうぞ。
東京中心ですが、おすすめのカイロプラクティック院も書いてあります。
まとめ
首の痛みに対して、首を触ってはいけない理由がわかりましたか?
ケガでない限り、首だけ施術しても意味がありません。
全身を施術しましょう。
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