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膝の内側が痛い原因は足首にあり。接骨院の院長が教える原因と対策。

ヨシマツタケシ

こんにちは!接骨院院長のヨシマツタケシです!

  • ランニングで膝の内側が痛い
  • 長時間歩くと、膝の内側が痛い
  • 階段の上り下りで膝の内側が痛い

こんな悩みをお持ちではありませんか?

インターネットで、「膝の内側が痛い 原因」と調べると1番多く出てくるのは、「鵞足(ガソク)炎」というキーワードでした。

間違いではないかもしれませんが、本当の原因とは思いません。

ヨシマツタケシ

痛みには、原因が2種類あるのです。

  • 1つは、痛みを直接出している原因です。
  • もう1つは、痛みを直接出す原因の原因=痛みを出す真の原因です。

真の原因は足首にあることがほとんどです。

ヨシマツタケシ

膝のまわりのストレッチしても治りません。気休めです。

では、詳細まいりましょー!

 

5秒で調べる!膝の内側が痛い原因は足首にあるのか!?

まずは、あなたがこの記事を読む価値があるかどうか調べましょう。

  1. 足を平行にして立ちます
  2. つま先が外や内側を向いてないか確認します。
  3. そのまま、カカトを浮かさずにしゃがみます。

このテストで

  • しゃがめない
  • つま先が外に開いてしまった
  • 後ろに倒れた、倒れそうになった
  • つま先が浮いている

こうなってしまった人は、膝が痛い原因は足首にある可能性が大きいです。

逆にこれできれいに余裕でしゃがめた人は、股関節など他の原因が考えられます。

余裕でしゃがめたあなたは、ここでさよならです。(笑)

では、それ以外の人は次に進みましょう。

 

膝の内側に痛みが起こるメカニズム

膝の内側の痛みは、膝の内側の靭帯へのストレス

膝の内側が痛いということは、膝の内側が伸ばされています。

膝の内側には、内側側副靭帯という靭帯があります。

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出典:ネッター解剖学

これは、

  • 太ももの骨である大腿骨
  • スネの骨である脛骨

の2つの骨が離れてしまわないように止めているものです。

ヨシマツタケシ

強力なゴムを想像してもらったらいいのではないでしょうか。

この膝の内側の靭帯が伸ばされて、小さな捻挫を引き起こすのです。

そして膝の内側に痛みがでます。

 

膝の内側の痛み:膝の内側の靭帯を支えるための筋肉が硬くなる

膝の内側の靭帯が伸ばされると、それが伸ばされないために筋肉が自然と硬くなります。

筋肉は理由があるから硬くなるのです。

ヨシマツタケシ

では、この頑張ってくれている筋肉を揉んだりストレッチしていいのでしょうか?

ぼくは、断固反対です。

膝を支えるために硬くなった筋肉伸ばしたり揉んだりしたら、後で絶対に痛くなるからです。

ヨシマツタケシ

ただ、困ったことに筋肉を伸ばしたり揉んだりすると、一時的に気持ちいいんですよ。

痛気持ちい強さで揉むと、脳から麻薬のような働きをするホルモンがでてきて、なんだか治った気になってしまいます

ヨシマツタケシ

 

人間のカラダって頭が良いような、悪いような・・・

この硬くなる筋肉が鵞足(ガソク)を構成する3つの筋肉なのですね。

だから、多くの人が「鵞足(ガソク)が悪いんだ!」とバカの一つ覚えみたいにいうわけです。

 

膝の内側の痛みをつくる鵞足(ガソク)って何?

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参考までに鵞足(ガソク)の説明をしておきます。

  • 縫工筋
  • 薄筋
  • 半腱様筋

これらの3つの筋肉の腱が合わさったものを鵞足(ガソク)と呼びます。

ガチョウの足に似ているから、と呼ぶらしいですね。

ぼくは、ガチョウってなんやねん!って思いましたけど。(笑)

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出典: http://labaq.com/archives/51829203.html

ヨシマツタケシ

アヒルとの違いが良くわかりませんね。

この鵞足(ガソク)は、骨と擦れ合いやすくて痛みを起こしやすい部分でもあります。

専門家は、炎症が起こると鵞足(ガソク)炎と呼びます。

ヨシマツタケシ

でも、これは真の原因ではありません。

 

膝の内側の痛みの真の原因は足首にある

さて、問題はなぜ膝の内側の靭帯にストレスがかかるのかです。

それは、足首の硬さと深い関係があったのです。

 

膝の内側が痛い=足首が硬い。つま先が外を向く

最初にテストをしてもらいましたね?

ここまで読んだ人はきっと皆さんしゃがむときに、つま先が外を向いた人たちですよね?

このしゃがむときの足首の角度って実は歩いてるときに近い角度が存在するんです。

それは、足をついてから前に蹴り出すまでのときです。

この時、足首は最大にぐーっと曲がります。

少し専門家らしい説明をしておきましょう。

 

歩行の時の足首のメカニズム

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出典:http://www.nature.com/nature/journal/v522/n7555/fig_tab/nature14288_SF7.html

このグラフの1番右側が、ankle=足首についてです。

足首が着地してつま先が離れるまでに一番負担がかかり、一番足首が曲がります。

もう1つ別の写真を紹介します。

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出典:Biomechanics of Walking (Gait) – footEducation

簡単に説明をすると、このようになっています。

  1. Heel Strike カカト着地
  2. Early Flatfoot 足裏つく初期段階
  3. Late Flatfoot 足裏がつく後半段階。踵が離れ始める
  4. Toe Off つま先が離れる
  5. Swing Phase 逆の足への入れ替え

写真でみると簡単にわかりますね。

Late Flatfoot~Toe Offの瞬間が一番足首が曲がります。

問題は、足首が硬い人はこのときつま先が外を向くのです。

 

膝の内側が痛い真の原因:つま先外を向くと膝は内を向く

カラダというのは、常にバランスを取ります。

つま先が外を向いたらどこかが内を向かないといけないのです。

そして一番近くの関節である膝が内を向きます。

この姿勢はKnee In Toe Out(ニー・イン・トゥ・アウト)といって膝には最悪の形です。

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出典:Knock-kneed or Bow-legged Realignment By Osteotomy | Artrhritis-Health

立つたび、歩くたびに膝の内側にストレスをかけて日に日に痛みを強くしていくのです。

この状態で走ったらもっとひどくなります。

ジャンプして着地したら、ブチッと切れる日も来るかもしれません。

では、どうしたらいいんでしょう?

 

膝の内側の痛みの原因を取り除く方法

膝の内側の痛みを取り除くにはどうしたら良いのでしょう?

ここまで読んでいただいたあなたには、答えは簡単ですよね。

ヨシマツタケシ

足首を柔らかくすればいいんです。

足首を曲げる動きができるようにすればいいのです。

 

足首を柔らかくする2つのストレッチ

ヨシマツタケシ

たくさんエクササイズを言っても8〜9割の人は絶対に実行に移しません。

ヨシマツタケシ

ですから、たった2つのストレッチだけ続けてください。

伸ばすのは、ふくらはぎの2つの筋肉です。

  • 腓腹筋(ヒフク)
  • ヒラメ筋

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出典:ストレッチ100の基本

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出典:ストレッチ100の基本

三ヶ月後にもう一度しゃがむ最初のテストをしてください。

ヨシマツタケシ

このときにつま先が外を向かなかったら、日常生活の膝の痛みも消えてるはずです。

ただし、膝に変形がある方は別ですよ。

その方はもっと時間がかかります。

「いや、それでも良くならなかったよ」という人はヨシマツタケシに苦情を入れてください。

お待ちしております。(笑)

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膝の内側の痛みをもっと早く良くしたいなら、専門家に聞こう!

ヨシマツタケシ

 

3ヶ月も待てるかー!というせっかちさんは専門家に相談してください。

ぼくは最近、足首と股関節が三度のメシより好きになってきたのですが、膝の痛みにとてもいい効果が出ています。

あなたの痛みの根本原因を調べてくれる専門家を探してください!

お力になれるかわかりませんが、お住いの地域を言ってもらえればどこか紹介できるかもしれません。

ご相談ください。

※地方は弱いですが、プロフィールなどみて良さそうな人を提案はできると思います。が、責任は負えません…

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膝の内側が痛い情報まとめ

膝の内側が痛い原因について書きました。

大事なのは、痛い場所以外もみることです。

今回は足首に注目しましたが、股関節や上半身ももちろん関係してきます。

ただ、足首が一番効果が出やすいので、まずは足首から柔らかくしましょう。

チャオ!

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