筋トレ初心者のヨシマツタケシです。筋トレは初心者でも石井直方先生の本で筋肉の生理学などについては、めっちゃ勉強してる自信があります。
- 筋トレの後ってどう過ごすといいのかな?
- お風呂とかすぐ入っていいの?
- 冷やしたほうがいい?
そう思ったことがある少数派なあなたに今日はこの記事をお届けします。
目次
筋トレ後にアイシングをしても無意味
今のところ、アイシングで筋肥大が起こるという報告は聞いたことがありません。
筋トレの後にアイシングをしてもまったくの無意味ということが判明しました。
まあ、これはなんとなくうっすらとはわかる気もしたけど、ハッキリとわかっているのでは大違いです。
筋トレ後に筋肉を温めると筋肥大がおこる
10年ほど前の実験でネズミの筋温を41度に上げただけで筋肥大が起こったという報告があります。
41度という灼熱地獄のような状態で生活したネズミは1時間そこで活動をしただけで筋肥大が起きたそうです。
というわけで『筋トレ後のお風呂最高』が科学的にも証明されました!
でも温め方は具体的には実はわかっていない・・・
絶対的な温度が大事なのか、大きな温度差を与えることが大事なのかはよくわかっていません。一度冷やしておいてから急激に温めるという方法を取ったほうが、もしかしたら大きな効果を生む可能性もあります。
このネズミの実験には大事なオチがありました・・・
何度で温めるのがいいのかや、大きな温度差を作ることが大事なのか、といったことが具体的にはわかっていないのでした・・・
アイシングは本当に無意味なのか再度考える
アイシングが間接的に筋肥大につながる可能性はあるかもしれません。
さきほど、無意味といったばかりでしたが、くつがえします。
現時点では、アイシングによる筋肥大の効果がわかっていないだけです。
サウナのあとに水風呂につかる習慣は昔からあったり、サウナ後に雪の上で裸で寝るという健康法が浸透している国もあるそうです。
冷やした反動で血流がよくなるという反応もゼロではないのでしょう!!
余談ですが、石井直方先生の好きなところはここなんです。
昔からの習慣などを否定はしないんです。
今の時点でわかっていないだけ、という注釈が必ずと言っていいほどつきます。
未知の言葉:ヒートショックプロテイン(HSP)がじわじわ有名になってきている
ヒートショックプロテイン(HSP)とは、代謝を活性化する、免疫力を高める効果があるとうたわれ、世間で注目され始めています。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、体の中で新しくつくられたタンパク質が成熟するまで守ります。
新しいタンパク質は、高温環境などにあるとダメになっちゃいます。
温度が高くなるとHSPの量が増えてきて、体にとって超重要なタンパク質を守ってくれるのです。
このHSPを多くすることができれば、代謝が活性したり、免疫力が上がるのではと考えられて、注目されています。
HSPは筋トレでも増える
HSPは高温環境だけでなく筋トレでも増えるそうです。
石井先生自身も研究室で実証済みのようです。
HSPが注目される理由は温泉治療の切り札になるから
「温泉で体を温めればHSPがつくられ、それが体にとってプラスの働きをする」という図式がありそうに思えます。
温泉でHSPが増えるのかはわかっていないけど、それがわかれば温泉産業にはもっとプラスになりそうですね。
まとめ
筋トレのあとは、温める方がアイシングよりも効果がある、ということがわかりました。
ただし、あくまでも現在の科学においてです。アイシングもぼくたちが想像もつかない効果があるかもしれません。
これは今後に期待したい!
そして、ヒートショックプロテイン(HSP)という新たに注目されているプロテインも気になる所ですね。
スポーツ生理学の知識なども勉強していって楽しい筋トレライフを送りましょう!!