- 東洋医学や鍼(ハリ)ってなんとなくあやしい
- 東洋医学や鍼(ハリ)ってどんな理屈なの?
そう思っているあなたにオススメの本があります。
師匠と弟子の会話を漫画にして見えてくるハリの世界。
正直、漢字だらけで難しいところもあります。
けど、こんな症状にもハリは効果があるんだなーくらいで読むとおもしろい本です。
ハリの神秘的な世界の一部が見えます。
それでは、漫画から少しハリの魅力をお伝えしていきます!
上手い人のハリは痛くない!そして死ぬほど練習する
師匠がある日言います。
『どうや、少しは上手になったか?』
『ワシの足に刺してみい』弟子は師匠の足にハリを刺しますが、師匠はこういいます。
『まだ痛いな・・・もっと押手を締めんとあかんな』
師匠と弟子の会話:漫画ハリ入門―楽しくわかる経絡治療
ハリを痛くなく刺すには、持っている手だけでなく、ハリをもっていない手(押手)が重要らしいです。
人間の体に刺す前にそうとうな練習をするようです。
桐板に刺してみたり
杉板に刺してみたり
樫板に刺してみたり
これができるようになったら水に浮かべたミカンに刺す練習をします。
合格ラインは寝ている猫に刺して、猫が起きなければ合格だそうです。
猫なんて近づくだけでも大変そうなのに、ハリまで刺すだなんて!!!
ハリの世界奥深いです・・・
脈を診て体の悪いところがわかる『脈診』がすごすぎる!
弟子:『それはそうと先生、脈を診て病気が解るんですか?』
師匠:
『急に先生と来たか』
『ワシのやってるのは伝統的な治療法や。脈を診て病人の経絡の状態をしりそれを治すように手足にハリや灸をする』
『それで全部治る』師匠と弟子の会話:漫画ハリ入門―楽しくわかる経絡治療
師匠は漫画の中で脈を診るだけで次々と患者さんの悪いところを当てます。
漫画の中に出てくる人は腰痛や、膝が痛い、肩が痛いといった症状の人はほとんどいません。
お腹が痛い、歯が痛い、熱が出た・・・など、
『え、それお医者さんいくんじゃないんですか?』と思うような症状の患者さんばかり来ます。
頸部リンパ線種、肋骨カリエスといった病気が良くなったとも書かれています。
※ここでは病気の説明省きます。
他にも腹診といってお腹をみたり、舌診といって舌を見たりします。
ハリは患者さんのため!医者にわからせるために勉強するわけでない!
「君らはもっと医者にわかるように説明せんといかん」という意味の言葉を言うた
そしたら竹山先生が怒ってな
『我々は医者にわからせるためにやってるのではない。』師匠と弟子の会話:漫画ハリ入門―楽しくわかる経絡治療
これは師匠が、竹山先生と言う有名な先生の話を弟子にしている内容でした。
ハリに限らず、医者でないぼくたちは医者にわからせるために勉強し、施術しているわけではありませんよね。
患者さんを治してくて勉強しているんです。
ココ忘れちゃいけません。
とはいえ、医療業界のトップお医者様にお願いしてみてもらうことも多々あります。
柔道整復師は残念ながらお医者様にも説明できないといけない・・・
あとは、今の世の中色々うるさいですからね。
まとめ
ぼくはついつい西洋へのあこがれが強いので外に目が行きがちです。
けど、身近にもすさまじい名人はたくさんいます。
ハリの世界も本当に奥深いですね。
最近では、ハリは世界でもかなり認知度があがってきてます。
ヨーロッパでは『ペインクリニック=ハリ』といった認識の国もあるようです。
アメリカのスポーツチームなんかにも1人はハリの先生がいたりもするそうです。
最新の西洋医学バリバリなハリが主流です。
この漫画ハリ入門―楽しくわかる経絡治療にあるような伝統としてのハリも引き継いでいかなければいけませんね。
ぼくはハリの世界も興味あるんですが、やっぱりどうしても『ハリを刺す、刺される』というのが怖い。
びびりでごめんなさい。(笑)
チャオ!