病気の片脚マヒで細くなった人に筋肥大は起きるか?
これは、ぼくと患者さんの挑戦のお話です。ぼくがどのような考えをもって施術しているかが伝わればいいなと思います!
目次
ポリオで片脚が細くなった患者さん
この患者さんは、小さいころにポリオによって脊髄性のマヒが起きてしまい、左下肢の筋力低下と筋肉の萎縮が起きてしまいました。ただ、約3年前に転倒して肩の骨折をし、入院したときにさらに筋肉の萎縮が進んでしまったようです。
※ポリオは、「急性灰白髄炎」または「脊髄性小児麻痺」とも呼ばれます。ポリオという名前の方が世間に浸透しているそうす。
ポストポリオ症候群というのがあるらしい
調べてみるとポストポリオ症候群なるものがあるようです。ポリオが発症した人が50~60歳になり、痛みやしびれ、手足の筋力低下が生じることがあり、それをポストポリオ症候群と呼ぶらしいです。
▼ポストポリオ症候群について
ポストポリオ症候群(PPS)について
入院がきっかけとはいえ、ぼくの担当している患者さんもこれに該当するかもしれません。
基本はマッサージが好きで脚に対してどうこうするとかよりも、とにかく背中とか肩を揉まれるのが好きらしいです。ぼくの前の院長がマッサージ大好きだったのでぼくは、そのまま引き継いでいたんです。
でもやっぱり入院以来脚が細くなったのも気になるようで筋トレもしてほしいとのことでした。
前院長はムダな筋トレばかりしていた
前院長は筋肉を大きくするためのトレーニングは一切してませんでした。ただ、筋トレしたなーって感じを感じられるだけの無意味な運動をずっとしていたようです。というか、筋肉を大きくするにはどうしたらいいかを調べることもなかったし、知らなかっただけだと思いますが。
当然ですが、脚の細さや筋力の増大は起きてません。
ぼくが引き継いでからはまず神経系のトレーニングをした
ぼくはまず神経系のトレーニングとして PNFというトレーニングを取り入れました。筋肉を大きくするためにはまず、その部分の感覚神経(感じるための神経)、運動神経(動かすための神経)を鍛えなければいけません。
まずは神経系のトレーニングでしっかりと感じて動かすということを鍛えました。
筋肉を大きくするトレーニングとして、スロートレーニングを選択
神経を鍛えたあとは、いよいよ筋肉を大きくするトレーニングです。
筋肉を大きくするには、主に3つの方法があります。
- 最大に対して8割の重量での筋トレ
- 加圧トレーニング
- スロートレーニング
ぼくの職場の接骨院で実現可能なのは、スロートレーニングでした。患者さんの年齢や筋力から考えても、スロートレーニングが最適だと思い選択しました。スロートレーニングは筋肉博士、石井先生の本を改めて勉強しなおしました。
成功するかは、やってみないとわからない
これは、ハッキリと患者さんには伝えてあります。
筋肉が大きくなるか、筋力が増大するかは正直わかりません。
でも、患者さんは可能性があるならやってみたいとのことです。そのためにぼくも全力を尽くします。ぼくにできるのは、少しでも多く勉強しそれを実践に活かすことです。
唯一の希望は、成功例があること
小児麻痺により子供の頃から車イス生活をしていた青年は多くの医療機関でリハビリテーションに取り組みましたが満足する結果が出ない状況で医療機関でのリハビリテーションに失望を感じて当社に入会しました。
トレーニング開始後約3ヶ月で車イス生活から開放され現在(約1年)では重さ80kgのバーベルを担げる様になるまで筋力がつきました。
そして、自動車の免許も取得する事ができ、今ではドライブするのが趣味となりました。当社のリハビリトレーニングを続けることで将来の生活に希望を持っていたただけることと思います。
この成功例は、御徒町にあるサンプレイというトレーニングジムのサイトから引用したものです。実はぼくの患者さんでここのスタッフとしてアルバイトしていた人がいたのです。
その人に教えていただきました。ここのジムの会長さんはボディビル業界の中でもかなりすごい人らしいです。宮畑豊さんです。半端ないです。(笑)
引用:http://www.geocities.jp/craving2006/Japane04.html
成功例があるから希望を持てます。ポリオでも筋肥大は起きるのではないかと。
まとめ
本当にはじまったばかりです。
ぼくもどうなるかわかりません。
ぼくと患者さんの挑戦。病気の片脚マヒで細くなった人に筋肥大は起きるか?
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