話題のバターコーヒーダイエット。でもコーヒーって体にめちゃくちゃ悪そうですよね?けど、それは大きな勘違いです。
コーヒー、バター、MCTオイルの3つによって作られるバターコーヒーは体に悪いどころか、体に良いんです。
とはいっても、怖いですよね。ぼくは、2016年10月現在で9カ月間朝はバターコーヒーを飲む生活を継続中です。風邪もひいてないし、健康診断の数値にも今のところ問題は出ていないです。それどころか、バターコーヒーダイエットを始めてからは絶好調です。
なぜ、バターコーヒーが体に悪いどころか体に良いのか。
あなたの『コーヒーって体に悪そう』、『バターとかオイルとか脂質は体に悪そう』という2つの間違った考え方を変えてみせます!
※2016.10月現在も継続中です。
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目次
バターコーヒーダイエットとは
コーヒーにバターとオイルを入れてつくります。筆者の言葉を借りると下記のようなものです。
珈琲と正しい脂肪をミックスすると驚異の飲み物が誕生することになる。
飢えと欲求を打ち負かし、新たなエネルギー源で脳をぱっと目覚めさせ、愛中を減らし、筋肉をつけ、集中力とパフォーマンスを高めてくれる。
▼バターコーヒーの作り方
コーヒーって体に悪くない?
コーヒーってなんとなく体に良いイメージないですよね。僕もそうでした。今だにちょっと不安です。(笑)
けど、コーヒー豆の選択さえ誤らなければコーヒーって体に悪いものどころか、他の何よりも「スーパーフード」です。ポリフェノールの含有量も実はワインよりもコーヒーの方が多いです。
見えないカビ毒が体へ悪影響を及ぼす
体に悪いのはコーヒーではなく、目には見えないカビ毒なのです。このカビは特にかなり大量のコーヒー豆にみられるそうです。
安いコーヒーは低品質な豆やカビ毒を含んだコーヒー豆を使用しているので、かなり危険です。
カビ毒の多い3つの危険なコーヒー
- 安いコーヒー
- カフェイン除去コーヒー(デカフェコーヒー)
- オーガニックコーヒー
安いコーヒーはいうまでもなく、商品の管理状態は最悪だと予想できます。管理状態が悪くて、安い豆はカビ毒の発生率も高いでしょう。
カフェインを除去したデカフェコーヒー、カフェインレスコーヒーは、低品質な豆を使うそうです(シリコンバレー式 自分を変える最強の食事の筆者いわく)。カフェインは天然の抗菌メカニズムとしての働きもあるので、それを除去するとさらにカビ毒が増えるでしょう。
オーガニックコーヒーは、どんなに高価であっても天日干しの段階で戸外に放置することによって鳥のフンなどが混じってしまい、カビ毒が発生してしまいます。
『全てカビ毒が悪さをしている。コーヒー豆をしっかりと選ぶ。』
この2つをしっかりとすれば、コーヒーはあなたにとって素晴らしいものとなります。では、危険性がわかったところでどうコーヒー豆を選べばいいのか?
コーヒー豆の選び方3つ
- 自家焙煎でこだわっているお店で豆を買いましょう。
- ブレンドでなく単一の産地にしましょう。(筆者いわく、中米が良い)
- 日本の場合、スペシャリティコーヒーを選ぶのもいいです。
通販で買うなら、土居珈琲
土居珈琲は、豆や焙煎方法などすべてにこだわっています。安くはありませんが、間違いありません。豆は農場から直接仕入れて、さらにダメな豆を取り除いてくれます。焙煎は、焙煎方法だけでなく、注文があってから焙煎し発送するという手順です。
個人的には、グァテマラのカペティロ農園の豆が大好き。
できれば、豆のまま買って家で豆をひきたいですね。自動で手ごろなコーヒーミルならコチラ。ぼくはコレを使ってますが安いだけあって、ひきムラができるのが難点。
手でひくのもいいかなと思っています。
東京のおすすめコーヒーショップ
VERDE(ヴェルデ) 恵比寿
朝と夕方に2回自家焙煎しているそうで、ぼくも何回か通いました。最近は、通販の楽さと土居珈琲のすばらしさを知り、行っていません。
日曜の夕方は、いつもお客さんでにぎわっていて忙しそうです。『うちの豆はどれもおいしいです』、と自信をもってたのが印象的です。
私が購入したおすすめの豆
- ブラジルサントス(中煎)
- ホンジュラス(中煎)
ろばや 国分寺
国分寺にあるこちらも自家焙煎のコーヒー屋さん。売りは、オーガニック・無農薬有機栽培だそうです。まだ行ったことはありませんが、気になります。
次は、『脂質(バター、オイル)って体に悪そう』というテーマについて書きます。
脂質(バター、オイル)って体に悪くない?
バターコーヒーダイエットは、バターにMCTオイルを入れるという脂質だらけのコーヒーです。普通に考えたら危険ですよね?
『脂質=危険』という考え方自体が間違っています。でも仕方ありません。『脂質=危険』という考え方が定着してしまったのには理由があります。
脂質が危険と考えられてしまった3つの歴史的な背景と合わせて、脂質の新常識をお伝えします。
▼脂質の3つの新常識
- 体に悪くない
- 太らない
- もっと摂っていい
『脂質=危険』となった歴史
現代人の脂肪恐怖症がいつからはじまったのかハッキリわかっていて、1956年、アメリカのアンセル・キーズ博士が「動物性脂肪の摂りすぎが心疾患を招く」と発表したことに端を発する。
脂肪恐怖症の始まりはアメリカの博士でした。1956年頃は、アメリカでは主要な死因は心筋梗塞などの心疾患でした。そして、『なぜ、アメリカ人に心疾患が多いのか』は長らく謎になっていました。
そこに、救世主のように現れたのがアメリカのアンセル・キーズ博士であり、『脂質=危険』の始まりだったのです。
キーズは肉の食べ過ぎが健康を損なうと警告しました。1万人レベルと当時にしては大規模な研究を行ったのです。そして、間違った健康常識が1950年に生まれました。
- 肉より植物が健康的
- 脂質を取るなら植物性の油
- 動物性の油(ベーコン、牛乳、バター)はカラダに悪い
これらの間違った健康常識が、世界に広まっていったのです。
動物性の油を控えたアメリカ人の心疾患は減ったのか?
動物性の油を控えても心疾患は減りませんでした。動物性脂肪を控えたからといって植物油を代わりにするには限界がありました。脂ではお腹はいっぱいにならなかったのです。
そこで、アメリカ人は今まで以上に炭水化物を取るようになったのです。炭水化物=糖質です。糖質は食べれば食べるほど脂肪がカラダにたまってしまいます。
さらにアメリカ人の肥満は進み、心疾患の増加だけでなく糖尿病まで増えてしまったのです。 それに加えてバターをマーガリンに変えたことも心疾患の増加の原因でした。
低脂肪=健康の常識がくつがえり始めた
2015年にハーバード大学のおこなったメタ解析では、低脂肪食は地中海食やローカーボ食より優れているとはいえず、脂質を減らすことでの健康への効果はあまりないと明言している。
様々な研究が低脂肪=健康の常識をくつがえし始めました。低脂肪=健康なんてことはなかったんですね。
脂質が原因で太るわけではない
もう1つ大事なことがあります。脂質が太るわけではないということです。
糖質も太る。脂質だけが異常に太るということは一切ありません。脂肪と脂質を勘違いしている人が多いです。
脂肪=脂質ではありません。口から入った脂質がそのまま脂肪になるわけではないです。分解されて違う形になります。
脂肪になるのは脂質だけでなく炭水化物などの糖質もあります。白米にも実は脂質は含まれてます。白米に含まれている脂質は、見えないアブラです。
ベーコンのアブラなどは見えますが、白米に含まれているアブラは見えないんです。摂取する脂質のうち約7~8割は見えないアブラだといわれています。
脂質はもっと摂っていい
飽和脂肪酸が悪くないというだけでなく、逆に日本人の場合は飽和脂肪酸を多くとったほうが心筋梗塞が少ないという大規模調査研究まで登場している。
※飽和脂肪酸は、いわゆる「肉のアブラ身」でバターやラードに多く含まれます。
日本人とアメリカ人は違うのです。日本人は脂質をもっと摂ってもいいのです。
日本人の食はどんどん洋風化しており、血中コレステロールは右肩あがりに上昇しています。これはアメリカ人の平均値と同じレベルに達しているそうです。なのに、不思議と日本人の心筋梗塞は減っている。
日本人には、脂質がもっと必要ということです。トーストにもっとバターを塗りましょう!コーヒーにバターとかオイルいれちゃいましょう!
まとめ
バターコーヒーダイエットは、体に悪そうなコーヒーと体に悪そうなバター・オイルなどの脂質からできます。けど、体に悪いと決めたのは誰ですか?しっかりとした知識を持っていれば、体に悪いかどうかは判断できます。
コーヒー、バター、オイルは、しっかりとモノを選べば体に良いです。もっと取るべきです。自分で試してみて合わないなと思ったら、やめればいいんです。
全員に合う方法なんてありません。けど、バターコーヒーダイエットをして変わった人がたくさんいるというのは事実です。そして、ぼくも体が変わった一人。
ぜひ、お試しください!
チャオ!
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